働く母には大きなバッグ

もともと大きめのバッグを持ち歩いていたんですけど、去年の震災以来、さらに大きいバッグになりました。うちは共働きで子どもは保育園に預けてます。保育園用のバッグは別にしてますけど、万が一通勤中などに震災があってもどんなことがあっても保育園まではたどり着きたい!

それで子どもを受け取るまでのことを考えると、どんどん荷物が増えちゃうんですよねぇ。

で、私のバッグの中の必需品は以下の通り。

○化粧道具(かなり小さめポーチにいれたリップ、眉墨←すぐ眉が消えるんで絶対に持ち歩かないと不安、口紅)

○携帯電話&充電器(携帯電話はむろんですが、震災以来乾電池の携帯充電器も必ず持ち歩くように)

○ハンカチ(タオル地の大小ふたつ)

○お菓子類(小さいポーチに、子供用の小分けパックされたクッキーみたいのとあめ玉類、子どもの好物のハイチュウ)

○携帯スリッパ(スリッパと言っても、ちゃんとゴムの底がついていて靴がわりにもなるしっかりしたもの。万が一、勤め先から歩いて保育園まで行くとなるとおよそ1時間は歩かなくちゃならない。とてもじゃないがヒールのパンプスじゃ無理。まして子どもを抱いて保育園からわが家まで歩くことも考えるとぺったんこ靴は必須。折り畳めて付属のポーチにおさまる。ポーチは広げるとショッピングバッグにもなる優れもの)

○ゲーゲー袋(……ビニール袋を中にいれた紙袋。うちの子すぐ吐くんで常にバッグに入れて持参)

○コンパス(スマホじゃないし、ナビがうまくできないとき、北に向かって歩くとか、そういうのに必要な気がして)

○救急セット(絆創膏とか胃薬、下痢どめ、子どもの解熱剤とかを少しずつバラにして小さいポーチにまとめて入れてある)

○ペットボトル(水にしろ、なんにしろ飲み物は必ず持ち歩く。ペットボトルではなく水筒のことも多い)

○文庫本(通勤で読む)

○スケジュール帳と筆記用具(この前の震災の時、携帯の電源が切れて夫の携帯から保育園のママ仲間に連絡しようとしたら電話がわからなかった……ので、住所録というかママ友や保育園、病院などの電話や住所を書いたメモをスケジュール帳に貼付けてある。携帯のスケジュールはうまく使えないんで、仕事も育児関係もこの1冊にすべてまとめてあるんでどこへでも持ち歩いている)

○財布

○保険証のコピー(これもスケジュール帳のポケットにはさんである)

こんなとこでしょうか。

家にいて震災にあうより勤め先であう確率のほうが断然高いわけです。

夫には「心配しすぎ」と言われますが、どんなことがあっても子どもの保育園まではたどり着きたい、働く母親の切実な願いが大きなバッグにこめられているのです。

FOR SALE

以前、近所に住んでいた方で、ちょっと精神的に不安定な奥さんがいました。

小学生の女の子と、2歳くらいの女の子、二人のお子さんがいたのですが……。

最初に気付いたのは、彼女の隣に住んでいる奥さんでした。

家を建てて引っ越してきた彼女がご主人と一緒に挨拶に来られたそうなのですが、

「とにかく二人とも暗かったの。まったく笑顔がないっていうか……。特にだんなさんの方は『挨拶に来てやったぞ』みたいな感じで威圧的だったし」

あとからご主人の仕事を噂に聞いて、エリートの中にはああいう人もいるわよね、と納得したらしいのですが、直後から彼女の「奇行」が気になり始めました。

下の子を連れて車で出かけたと思ったら、すぐに戻ってくるのです。

そして、玄関の鍵がかかっていることを確かめて、もう一度出かけていく。

リビングのシャッターが下りっぱなしになっているので、留守だと思って回覧板をポストに入れようとしたら、突然玄関から出てきたりします。

庭ぼうきで駐車場をガシャガシャ掃いている途中、庭先に出てきた下の子をいきなりほうきで叩いたこともありました。

そして、とにかくいつも上の子を叱っている声が聞こえていたそうです。

窓に何かを打ち付けるような音が聞こえたときは、虐待を通報するべきかどうか悩みに悩んだと言っていました。

最初の印象から何かおかしかったので、隣の奥さんは気になって、いつも彼女宅をさりげなくのぞいていたそうです。

ところが、引っ越してきて一年ほど経つと、彼女の姿をあまり見かけなくなりました。

平日は、下の子を連れて朝から車でどこかに行ってしまいます。帰ってくるのは上のお姉ちゃんが学校から下校する直前。

週末は、これまた子ども二人を連れて車で出かけたまま、金曜日の夜から日曜日の夜まで帰ってきません。

庭も芝が伸び放題で荒れた感じになってきたころ、引っ越し屋さんのトラックが彼女宅に停まりました。

上の子の小学校卒業を待って、実家に帰ってしまったようです。

半年ほど、ご主人が一人で一戸建てに住んでいたのですが、回覧板を止めたままにしていたり、ゴミの出し方がなっていなかったりで自治会長さんが苦言を呈したところ、近くのマンションに引っ越していってしまいました。

その家はしばらく空き家になっていましたが、先日ようやく売りに出されたようです。

築浅なので、すぐに見学者が何人か来られていた様子ですが、

「次はぜひとも健康的な家族に入居してもらいたいわ」

隣の奥さん、切実にそう願っているそうです。